チーム研修で個人が学べるかは「チーム内の役割志向」で決まる チーム単位の研修がうまくいったからといって、参加者一人ひとりが学べているとは限りません。本研究は、シミュレーション型のチーム訓練に取り組んだ学生チームを対象に、メンバーの役割志向が個人の学習成果とどう結びつくかを調べました。実行役・関係づくり役・段取り役という三つの志向で学びの中身が分かれ、自分の貢献を振り返る調整的学習行動がその一部を説明していました。 2026.09.18 チーム・協働
時間を整えるリーダーは消耗し、メンバーは救われる 締め切りやペース配分を整えるリーダーの働きかけは、メンバーにとっては助けになりますが、それを担うリーダー自身はすり減っていきます。2つのフィールド調査は、この役割をまたぐ資源のやりとりを描き出しました。さらに、チームの仕事が複雑な場面ほど、コストよりも恩恵のほうが強く現れることも示されています。 2026.09.16 チーム・協働
アイデアが実る道は4局面、必要な人脈は局面ごとに変わる 良いアイデアが形になるかどうかは、思いつきの質だけで決まるわけではありません。この論文は、アイデアが着想から完成へ至る道のりを4つの局面に分けて捉え、局面ごとに必要な支えと人のつながりが変わることを理論的に示しました。しかも、ある局面で有利なつながりは、別の局面では足かせになります。だからこそ担い手は、局面に応じて物事の捉え方を切り替える必要がある、と提案しています。 2026.09.12 チーム・協働
個人報酬もチーム報酬もアイデアを却下させる、効くのは両者の組み合わせ チームの創造性を引き出したいなら、報酬の置き方が鍵になるかもしれません。実験室での研究によれば、個人の成果に報いる報酬はもちろん、チームの成果に報いる報酬でも、話し合いの中でアイデアが却下される回数は増えていました。最も却下が少なかったのは、個人とチームの両方に報いる混合報酬の条件です。自己志向と向社会性のどちらか一方を強調するより、両立させる設計が有効だと示唆されます。 2026.09.08 チーム・協働
人とAIのチームの適応は4つの条件が左右する 人とAIエージェントが混ざったチームは、状況が変わったときにうまく噛み合わなくなりがちです。本研究は、これまでのチーム理論だけではその難しさを説明しきれないとして、メンバー・仕事・環境の相互作用をひとつの枠組みに束ねる考え方を提案しました。鍵になるのは、予測可能性・観察可能性・計画可能性・指示可能性という4つの条件です。 2026.09.04 チーム・協働