AI導入は人材の見極めと育成の前提を変える AIの導入は、業務の一部を置き換えるだけでなく、働き方の前提そのものを組み替えていきます。本論文は、その変化が人材の見極め・育成・定着というタレントマネジメントの中核をどう作り替えるのかを、概念的に整理しました。そして、AIが職場に根づくかどうかは従業員自身の関わり方に左右されるとして、人事こそが経営の対応を先導する役割を担うと論じています。 2026.09.21 育成・評価・タレント
前向きさは性格ではなく、測れて育てられる四つの資源です 前向きさは性格だから変えられない——そう考えられがちですが、本論文はそこに線を引きます。ホープ、自己効力感、レジリエンス、楽観という四つの資源からなる心理的資本は、測定でき、状況によって変わり、働きかけによって伸ばせるものとして位置づけられます。そのうえで、開発の方法やリーダーの関わり方まで含め、研究と実践の両面から到達点がまとめられています。 2026.09.21 働き方・ウェルビーイング
チーム研修で個人が学べるかは「チーム内の役割志向」で決まる チーム単位の研修がうまくいったからといって、参加者一人ひとりが学べているとは限りません。本研究は、シミュレーション型のチーム訓練に取り組んだ学生チームを対象に、メンバーの役割志向が個人の学習成果とどう結びつくかを調べました。実行役・関係づくり役・段取り役という三つの志向で学びの中身が分かれ、自分の貢献を振り返る調整的学習行動がその一部を説明していました。 2026.09.18 チーム・協働
実務家向け雑誌を内容分析すると現場の関心が見える 人材開発の研究と現場の間には隔たりがあると言われ続けてきました。本論文は、実務家向けに発行されている雑誌そのものを分析対象に据え、内容分析の手順を組み立てて示します。学術的な枠組みを持ち込まず、その媒体の論理に沿って読むことで、通常の文献レビューでは見えない現場の関心や優先順位を継続的に追跡できる、というのが著者らの主張です。 2026.09.13 育成・評価・タレント